夫(30代)が大腸がん?!

家族が突然がんになったら

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(22)入院当日の1日の流れ

さて、いよいよ夫が入院する日がやってきました。

入院までの期間は、以前の記事に書いた通りあれこれと忙しくしていたので、あっという間でした。

これから夫は、大腸を切り取るなんていうとんでもない手術を受けるんだ・・・
しかも、夫が痛くて苦しい思いをしていても、(コロナ禍真っ最中で面会禁止のため)2週間くらいずっと会えないんだ・・・

そう思うと、胸がキリキリ痛んでつらかったです。

・・・と言いつつ、前日も、
入院の荷造りや再度の大腸内視鏡検査の準備(絶食&下剤)などでバタバタしていて、
実際は二人でしんみりする暇もないまま当日朝を迎えました(笑)

入院当日はどんな流れだったのか、詳しく書いていきますね。

夫はPCR検査、私は入院受付へ

前回の入院手続きのときに、「当日は○時から○時の間に来てください」と時間を指定されていたので、
それに間に合うように病院に向かいました。

※ちなみにこの日、手術前の大腸内視鏡検査を受けるので、朝から絶食です!
 前の晩から食事制限+下剤があるので、忘れないよう注意が必要です。

コロナ禍だったので夫は入り口でPCR検査を受け、
その間に私が夫の診察券・保険証・同意書などを持って入院受付に行き、入院の手続きを行いました。

手続きは特に難しいことはなくて、
診察券と保険証や、前回渡されていた書類を提出したり、
予定通り無料の4人部屋に入れるということを言われたり。

また、これまで高額療養費制度について何度かふれましたが、
<事前に限度額認定証を提出して、窓口では最低限のお金を払う>パターンの人は、
このときに限度額認定証が必要になるみたいでしたので、用意していきましょう。

くわしくは、
(15)お金のこと(公的助成と生命保険)
(16)入院の手続きについて
を参考にしてください^^

最後、「〇病棟の〇階へ行って、ナースステーションに書類を渡して下さい」
と言われて、入院受付は終わりでした。

病室で待機

病院の奥まで入るのなんて子供のとき以来だったので、
ちょっとドキドキしながら病棟のエレベーターを上がり、ナースステーションで名乗って書類を渡すと、看護師さんが4人部屋の病室に案内してくれました。

無料の4人部屋

無料の4人部屋ってどんな感じなんだろ・・・と若干心配していたのですが、

そこの病院では、
思っていたよりも全然きれいで、広くて、窓が大きいので明るくて、
無料でこれなら十分だな~なんて思いました。(私が入院するんじゃないけど)

ただ、ベッドは成人男性にはちょっと小さかったですね😅
でも全ての区画が窓に隣接していますし、ベッドのまわりにそれなりのスペースもあり、そこまでの閉塞感ではありませんでした^^

その時はほかに誰もいなくて、
「貸し切り?!(そんなわけない)」とか言いながら、ふたりでベッドに荷物を広げて使いやすいようにちょっとずつ整理していました。
(荷物の整理、荷造りについてはこちらの記事へ)

その後、大腸内視鏡検査用のモビプレップ(腸管洗浄液)を飲み始めることに。
(2リットルの、チビチビ飲まないといけない、例の絶妙にまずい水です)

ここでちょっと不安になったのが・・・

この洗浄液を飲み始めたら、おなかが痛くなってきて下痢みたいな感じになるので、
しばらくトイレに入ったり出たりの繰り返しになるのですが、

トイレに行き始めたタイミングで看護師さんに、
「もう少ししたら麻酔科の先生のお話がありますので面談室に~」と言われて「え?いま?💦」となったり、

入院書類には「10時に内視鏡検査室に来てください。11時を過ぎるとキャンセルされます」と書かれていたのですが、
液体を飲み始めた時点でもう10時を過ぎていて、看護師さんに聞いても「確認してきますね~」と言ったきり永遠に帰ってこなかったり・・・

私は帰って居ませんでしたが、点滴の注射を失敗されまくったり、
寝る前の薬を持ってくると言った看護師さんが永遠に帰ってこなくて消灯されてしまったり・・・

と、他にもちょっと段取りがあまり良くなくて「大丈夫かな?」と心配になりました😅

病院ってすごくキッチリしたところだと勝手に思っていたのですが、いろいろバタバタのてんやわんやでしたね。
担当の看護師さんもちょっと(失礼ですが)頼りない感じ。

ちなみに

このときの大腸内視鏡検査ですが、
腸管洗浄液を飲んだあと、腸がきれいになっているかどうか確認のため、うんちの状態を看護師さんに見せる必要がありました⚡

・・・めちゃくちゃ抵抗ありますね。
病院なので全然めずらしいことでも恥ずかしがることでもないんですけど、そんなことに慣れていないので、(夫が)めちゃくちゃドギマギしました。
念のためご報告まで・・・(?)

麻酔ほか手術に関する説明

腹痛に苦しみながら、トイレの合間を見計らって、麻酔科の先生のお話を聞きに行きます。

その時の内容は、
どんな麻酔をどういうふうに使うのか、麻酔や動脈カテーテルの危険性など。
諸々の症状や後遺症や不慮の事故が起こる可能性がありますが、「まあ大丈夫です^^」を連呼されました(笑)

実際問題、命の危険が1ミリでもあると思うとちょっと怖かったですが・・・
そこはもうどうしようもないので、ふんふんと聞きました。

麻酔については、
・全身麻酔(鎮静剤で眠りについたら、喉から管をいれて、人工呼吸器から麻酔を注入する)
・硬膜外麻酔(背骨と脊髄の間に細い管を入れて、持続的に麻酔薬を注入する)
というものを使うという話でした。

「手術で麻酔」って当たり前のように思っていますが、実際はそんな風になってたんだ・・・と勉強になりました。

その後、別の看護師さん?看護師長さん?から、
・手術当日、朝6時まで水分とってOK(水、麦茶などお茶、経口補水液、ポカリ、アクエリ)
・朝8:30に手術室に入室
・輸血、HIV検査などに関する説明

など諸々の説明を聞きました。

唐突に帰らされる

この説明を終えて病室に変えると、唐突に、
「じゃあ奥さんはこの辺で・・・」と帰らされることに。

(いつまで居ていいんだろ~)と思ってはいたのですが、急に言われてちょっとビックリ(笑)

あわてていたので、夫と別れを惜しむ暇もあんまりなくて、
「じゃあ、がんばろうね!」「内視鏡がんばってね」「大丈夫だよ、また明日会いに来るからね!」と早口で伝えて、帰りました。

コロナ禍で「面会禁止」と何度も説明を受けていましたが、
今日もなんだかんだ病室まで思いっきり入ってるし、なんだかんだ入院中もちょっとくらい会えるんじゃ・・・とか甘く考えていたのですが、

実際は、手術日に顔を見て以降、一度も会えませんでした・・・
って初めからそう言われてるから当たり前なんですが(笑)

帰りは、これから夫が痛くてしんどい思いをするのが可哀想という気持ちと、
手術で万が一なにかあったらどうしよう、本当にこれでがんが取りきれるんだろうかという不安と、夫がいない家に帰らなきゃいけないという寂しさと、いろんな感情で頭がいっぱいになりながら帰りました。

家についたら夫の両親に、
「無事に入院しました、明日〇時から手術です、朝また連絡します」と連絡を入れました。
遠方に住んでいるのに加えてコロナ禍のため会いに来くることができず、さぞかし心配しているだろうと思って、
こまめに連絡を入れるように心がけました。

その後の夫は

私が帰ったあと、夫は病院でどう過ごしたかというと、

・栄養の点滴を腕に入れられる
・15時ごろ内視鏡検査へ(手術用に墨とクリップを打つ)
 ※くわしくはこちらの記事
・院内コンビニで500mlのポカリと2Lの水を購入
・18時ごろお風呂
・テレビカード購入
・夜ももちろん絶食、21時に薬?を飲む

という感じだったそうです。

ちなみに午後になると同じ部屋に別のひとが入院してきて、
貸切状態は一瞬で終了しました(笑)

また、上述の頼りない看護師さんの影響か、
栄養の点滴の針が夜中に何回も外れてエラーが出まくって、何回も看護師さんに来てもらうハメになって寝られなかったそうな・・・😨

翌日(手術)に備えて就寝

翌朝早いので、私も早めに支度をして寝ます。

夫も寝られなかったと言っていましたが、私もいろいろ考えてしまってあんまり寝られず。

それまでは車で病院へ行っていましたが、
手術当日は待機時間が長くて駐車場代がバカにならない&疲れた状態で運転するのが怖いので、電車で行くことにしました。

ちなみにですが、
予定では、手術は5~6時間と言われていたので、その間どうやって待っているかを考えておいた方がいいと思います。

私たちの病院では、患者さんと家族が面会に使ったり、患者さんが気分転換に休んだりする、窓が大きくて広めの開放的な休憩室があり、
私はそこで終始過ごしました。

なので、スマホに加えて本を持参しました。
病院の近くに時間がつぶせそうなカフェ・ファミレスや商業施設などがある場合は、そこで待機してもいいと思います。
(手術前に「〇時ごろまでかかる予定です」と教えてくれるはず。)