夫(30代)が大腸がん?!

家族が突然がんになったら

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(31)術後3日目②:お風呂と電話と退院後のごはん

前の記事では、
術後3日目の回復具合や食事、くしゃみと咳の激痛の逃がし方について書きました。

今回はそのつづきです☺

待望のお風呂

夕方にはお風呂に入れるかも?
と看護師さんに言われていた夫。

3日お風呂に入れていないので、早く入りたくてうずうずし始めます。

同時に、
どうやって一人でパンツとズボンを履くか、身体をタオルでうまく拭けるのかなど、
本当にお風呂に入って大丈夫なのか?と不安になってくる気持ちも。

そうこうしているうちに、
背中の痛み止めの管(自動注入のやつ)を外してもらえました。

さらにお風呂の前には腕の点滴の管も取れて、
ようやく全ての管から解放され、数日ぶりに自由の身に!✨(笑)

「回復の証だね~!」と、うれしくなりました☺

 ・  ・  ・

夕方には期待通りお風呂に入ることができました。
病院のお風呂には、さすが、いたるところに手すりがあったり、
背もたれ付きのイスがあったりしたので、その辺は特に問題なかった様子。

着替えも、ゆっくりゆっくり時間をかけて、なんとか自分でできたみたいです。

着替えや洗濯ものをロッカーに仕舞うついでに、
ベッド周りなども使いやすいように身辺整理。

お風呂に入ってホッと安心したからなのか、
急に、からだ中が筋肉痛になったそうです💦

身動きする際お腹に負担をかけないように、
他のところを酷使しすぎているせいみたいです。

右手に頼りすぎて、右手が痛いとも言っていました。

なかなか難しいかもしれませんが、
同じところばかりに体重をかけて痛めたりしないように気をつけないといけないですね。

ともかくも、
全身サッパリして気分がいい&順調に回復してる感じがする
ということで、ルンルンでお風呂タイムを終えました。

テープで肌荒れ

お風呂に入るまで、点滴やら痛み止めやらいろんな管につながれていたのですが、
その管を止めるためのテープをはがすと、肌に跡が真っ赤に残ってちょっと肌荒れしてしまったそうです。

夫はふだんから若干肌が弱いタイプではあったのですが、
手術で身体が傷ついて神経が過敏になったり?しているのか、輪をかけて繊細になっていたのかもしれません。
(さらに冬で乾燥していたのもあるかも)

ボディクリームを持たせていたので、テープ跡も含めて全身に塗るように伝えます。
いつもボディクリームを塗る習慣はなかったのですが、念のため持たせておいてよかったです。

ふだん肌トラブルなどない!という人も、
術後の敏感な肌を守るために、念のためボディクリームがあると便利ですよ。

久しぶりに夫の声を聞く

お風呂のあと、日課の歩行運動の際に、
デイルームから夫が電話をかけてくれることに!✨

入院の日以来、久しぶりに夫と話せる!(コロナ禍なので面会不可だった)
なんかちょっと緊張する~!😆

なんて思ったのですが、
実は意外と4日しか経ってなかったと気付いてびっくり。
いろんなことがあって、2週間くらい離れていたような気分になっていました(笑)

で、
驚いたことに・・・

1日中やりとりしているLINEの文面は、
私の脳内ではふだんの元気な夫の声で再生されていたのですが、
いざ電話で話してみると、

ぜんぜん声が出てなくて、か細くて、あまりにも弱々しい!😨

吐息みたいな声でした。
さらに一呼吸ずつ置いて話さないと、息が続かないようでした。

LINEがいつも通りなので、無意識にいつもの夫を想像していましたし、
ごはんが食べられるようになったり、動けるようになったりして、
着実に回復しているという実感があったので、

まだまだ体が弱っているんだなぁ、それほど大変なんだなぁ・・・
と、ちょっと泣きそうになりました。

結局5~6分だけゆっくりゆっくり話して、電話はおしまい📞

連続で話し続けると口が疲れる。
みぞおちにもお腹にもくる。
と夫は言っていました。

 ・  ・  ・
そのあと調べたところによると、

「声を出すこと」と「お腹の筋肉」と「体力」はけっこう密接に関係していて、
もうちょっと体力が回復したら声も出やすくなるし、声を出すことが逆に運動にもなる。
とのこと。

これからどんどん動けるようになったら、だんだん声も出るようになるだろう、
ということで安心しました。

歯みがきの時に咳が出る

歯を磨く時、どうしても気管に入りやすくて、
毎回咳が出てお腹が激痛だそう😢

手術以降、寝たきりだったり人と話すタイミングがなかったりで、
口をあんまり動かしていないせいで喉が弱ってるのかも?

口~喉を使わなさすぎて筋肉がなまってて、うまく動かなくて、
気管をうまく閉じられないのかも?

という話に行きつきました。

上述の「電話のとき上手く話せない・息が続かない」のも、
口や喉がうまく動かないせいもあるかもしれません。

こちらのオムロンの嚥下障害のWebページに、
「自分でできる予防のトレーニング」の項目があります。

これによると、
腹式呼吸や、首・舌・口のトレーニングがいいみたいです👍

  • 深呼吸する
  • 首をまわす
  • 頬をふくらませる
  • 舌を出したりひっこめたりする、など

まあ、これは長期的につづけて効果を得られるものだと思うので、
即効的に咳を防げるわけではないですが、

意識して腹式呼吸や口・喉周りを動かしておけば、衰えた筋肉も早めに回復するかもしれないので、
頭に入れておいて損はないかと思います。

夫にも、暇そうなときに、
「舌の運動!舌出してーーー!はい、ひっこめてーーー!」などと促しました(笑)

そのおかげか(普通に体力が回復したおかげだと思いますが)
歯みがきの咳き込みも、電話の時のか細い声も、すぐに解消しましたよ☺

退院後の食事が気になる夫

夫は食欲が出るようになってきたせいか(もしくは病院食に飽きてきたせいか)、
大腸を切り取ったあとの食事について、興味津々なようでした。

自分で調べてみたものの、

↑のようなレシピ本はいろいろ出てくるけど、レシピ自体はなかなか出てこない・・・と。

以前もどこかに書きましたが、
夫の好きな食べ物は、揚げ物・脂っこいもの・食物繊維の多いもの(野菜も)。
すべて消化が悪く大腸がんの手術後にはよくない食べものになっています。

夫もそれは知っているので、一体どんな味気ない食生活になるんだろう・・・
と不安だったんだと思います😅

そこで、事前に調べておいた、
消化によさそう&夫が好きそうなレシピをいくつか送ってあげると、
「あ~これいいな~」「これおいしそう!」とか言って、すごく楽しそうでした(笑)

後日べつの記事にしますが、
調べてみるとけっこういろんな「大腸を手術した人のためのレシピ」がありました。

消化にいいだけでなく、栄養もちゃんと考えられたもので、
自分では思いつかないものもたくさんあったので、すごく参考になります。

暇なときに調べてブックマークしておいて、
入院中の暇なときに送ってあげると、いい暇つぶし&入院生活のモチベーションアップにつながるかもしれません😆

加えて、
「少しでもおいしくごはん食べられるようにちゃんと調べてあるから、安心して!」
と言ってあげると、喜んでいました☀

 ・  ・  ・

と、そう宣言したからには、
有言実行しなきゃいけないですよね。

ということで、夫がいない間、
私は夫の食べる料理をあれこれ試作する日々を過ごしていました。

夫が不在だと自分の食事はテキトーになりがちなので、
ちゃんと料理する目的ができてむしろ良かったかもしれないです😂