夫(30代)が大腸がん?!

家族が突然がんになったら

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(17)入院までの生活をどう過ごすか

大病院の先生に「もう、早くやっちゃった方がいいでしょ」と言われ、
早々に大腸がん切除の入院・手術をすることになった夫。

「がんを取るなら早い方がいい」と思ってはいたものの、いざ入院日が決まると、気持ち的にすごくアセアセしました(笑)

今回は、入院までの毎日をどうやって過ごしたか、
やった方がいいことなどを書いていきます。

まずは仕事の調整

がんだったこと・入院手術で長期間休むことは、すでに夫の職場の上司に連絡済みでしたが、
具体的な日程があきらかになったので、改めて報告しました。

(前の記事で書いた通り、病院で診断書を書いてもらったので、上司から会社に長期病欠の申請をしてもらう形でした)

仕事の引継ぎはすでに始めていましたが、
入院までそう日にちがないのでフルスロットルで進めていきます。

病気なんだし、入院までせめて落ち着いて過ごしたかったのですが、
職場に迷惑をかけられないので、進行中の業務+引継ぎにてんやわんやで、平日は毎日帰りが遅くバタバタして大変でしたね・・・

お金関係について調べる

仕事の調整と並行して、入院・手術にかかるお金関係についても調べます。
この辺は、すでに職場を退職して入院に備えていた(というわけじゃないけど)、私が担当しました。

加入している生命保険、会社の制度などによって変わってきますが、
入院・手術にとんでもないお金がかかっても、基本的にはどんな人でも「高額療養費制度」というもので、大部分のお金は戻ってくるはずです。

あとは、生命保険と会社の制度について調べるだけです。

お金の話について詳しくは、
こちらの記事にまとめていますので、参考にしてくださいね。

入院に必要なものを準備

平日の空いた時間と休日で、入院に必要なものを一気に用意します。

入院時の持ち物や買った方がいいものについては次の記事で一覧にしますので、
それを見ながら、

・必要なものと不要なものを本人と相談
・買わないといけないものをリスト化
・家にあるものはもう出しておく

という感じで、買いものと荷造りを進めていきます。

病院での個人スペースは限られているので、
なんでもかんでも持って行けばいいってわけにもいかないんですよね・・・

なので、荷造りと整理整頓もけっこう重要になってきます。
その点についても、持ち物リストの記事で説明しますので、見てみてください。

好きなように過ごす

上記の通り、もろもろの準備で忙しいかもしれませんが、
空いた時間はできる限り本人の好きなように自由に過ごすのがいいと思います。

入院中は制限される事柄も多く、体の自由がきかないこともあって、かなり閉塞的な生活になります。

今のうちにやりたいことを全部やって・・・!とかいう程ではないですが、
「行きたかったお店に行ってみる」とか、「温泉に行きたい」とか、「ただただ寝て過ごしたい」とか。
食べたいものを食べ、行きたいところに行き、したいことをしましょう。

ほんとは「大腸がんに悪い食べもの」とか「消化によくない食事」とかに過敏に反応する気持ちもあったのですが、

正直、入院までのほんの数日だけ食事に気を付けたところでもう今さらあんまり何も変わらない気がして、

私たちは、夫のリクエストで超高級焼肉を食べに行きました!(笑)
さらにホールケーキも買って食べました✨

手術したらもう焼肉やケーキなんか好きに食べられないかもしれないと思ったので・・・
(実際には、今は全然ふつうに食べられてます)

病気が判明して神経質になった部分もありますが、
入院まではせめて好きなように過ごして、楽しくて幸せな気持ちをたくさん感じる方が、
食事制限とか体力温存とかを考えすぎるよりもいいんじゃないかな~と思いました。

《重要》暴飲暴食はしない!!

ただし!これは病院の先生にも言われたことです。

暴飲暴食は絶対だめ!✖

先生いわく、入院するってなると、
今のうちに食べ溜め・飲み溜めしとかなきゃ!といって、むちゃくちゃに暴飲暴食する人がいるそうなんですね(笑)

気持ちはめっちゃわかります。
食べられるうちに食べて、飲めるうちに飲まなきゃ・・・!って思いますよね。

でもさすがにそれは入院・手術に差し支えるので、あくまで程ほどに。

食べ過ぎない分には、特に食べちゃダメなものとかはありません、と先生も仰っていました。
好きなものを、適度に楽しみましょう。

病気や手術について調べる

これも諸々の準備と並行してですが、余裕があれば、さらに病気への理解を深めましょう。

私たちの場合は、
病院から「大腸がんの手術を受ける方へ」的な紙の束を渡されて、それだけでも詳細な説明がわかりやすく書かれていたのですが、
がん発覚時点からネットでいろいろな情報を頭に入れていたおかげで、より一層理解が深まりました。

病気のことだけでなく、
どんな手術をするのか、についてもよくよく調べておいた方が安心です。

腹腔鏡下手術って具体的にどういうものか、大腸を切り取るって具体的にどうするのか。
切り取ったあとはどうなるのか。大腸が短くなって、生活はどうなるのか。
などなど。

以前書いたこちらの記事も参考にしてみてください↓

ちなみにですが、
私たちは、「手術してみないと、抗がん剤などが必要かどうかはわからない(でもおそらく切除で済むんじゃないかとは思ってる)(でも確証はない)」という感じで言われていたので、
手術前の時点では、抗がん剤や化学療法などについては、あまり調べませんでした。

調べだすと途方もない量の情報が出てくるので、たぶん手が止まらなくなると思ったからです。

夫が抗がん剤治療は絶対に嫌だ、と言っていましたし、
希望を持つ意味でも、あくまで抗がん剤治療等にはすすまない前提でリサーチしていました。

もし、手術後も継続して治療が必要になったら、
その時点でじっくり調べればいいや!という気持ちで、あえてスルーしていました。

もちろん前もって知っておくのも良いことだと思いますが、
とりあえずは目の前の入院・手術に集中するほうが先決だと思ったので。

運動する

これも先生に言われたことですが、
入院・手術には体力が必要なので、できれば体を動かしてください、と。

手術後の状態から復帰するのにかなり体力が要りますし、
しばらくはほとんど動けない&入院中なのでそもそもあんまり動き回れないので、
あらかじめある程度体力をつけておいた方が、後がラク、ということかなと思いました。

・・・とは言っても夫の場合、平日は帰りが遅かったので、
言うほど運動できてなかったですね(^^;)

入院の準備で買い物に行くついでにたくさん歩き回ったり、夕方ウォーキングに行ったり、という程度でした。

入院までの時間が短くて、運動しても付け焼刃だ、と思うかもしれませんが、
時間的余裕がある方は、1日15分の筋トレでもやっておくと絶対にいいと思います。

その他

一応手術の前の日に、夫の両親にビデオ通話で連絡もしました。
心配しているだろうから、顔を見せておいた方がいいかな、ということで。

夫はわりと連絡無精なので、
入院中もちょくちょく両親にLINEを入れるように、何回か念押ししました。
(私からも連絡しますが、本人からの連絡が一番安心すると思うので)

またこれは大したことではないですが、
退院後にどのくらい自由に身動きできるかわからなかったので、
一応、髪を切りに行きました!(笑)

退院後しばらくは外に出ないだろうし、伸びてもいいのですが、
切りたくなった時にすぐ外出できるような体調かどうかが、この段階ではわからなかったので。
(でもその点については実際そこまで心配しなくてよかったかもしれないです😅)

あとは、
家族が入院・手術したりするのも初めてだし、
2週間も別々の場所で過ごすということも結婚後初めてだったので、内心ちょっとしょんぼりというかしんみり?した感じ・・・

・・・になると思ったのですが、
前述のとおり夫の帰りが遅すぎた&休日は準備でバタバタだったので、あんまりしんみりする暇もなかったです(笑)

最低限、
「離れてさみしいけどがんばろうね」「コロナで面会できないけど、荷物持ってたくさん会いに行くからね」「帰ってきたら私が介護してあげるから安心してね(笑)」
みたいな話をしました。

口には出さなくても、手術や入院にあたって相当不安や緊張があると思うので、
あんまりしんみりしすぎたり心配しすぎないように、という点には気を付けていました。

 ・  ・  ・

以上、入院までの生活をどう過ごすか・やった方がいいこと、でした!
次は入院時に必要なものリストを書いていきます。