手術の翌々日。
手術当日の晩は、HCUにいる夫が心配すぎて寝れなかった私ですが、
翌日からはLINEで夫の様子がこまめにわかるようになったので、
次の夜は安心してぐっすり眠ることができました(笑)
しかし夫はと言うと、
同室のひとのいびきとみぞおちの痛みであんまり眠れなかったそう・・・
荷物の中に耳栓を用意していたのですが、
枕元に置いていなかった&あったとしても自分で手を伸ばして取れない、ということで、
心配な方は必ず枕元に置いておき、看護師さんにお願いして、
寝る前に耳栓をつけるのを手伝ってもらった方がよさそうです😢
そして、
朝は起きたらまず、体重測定。
ベッドから起き上がって、廊下のすぐ近くにある体重計に乗って、ベッドに戻ってくる。
それだけで15分かかったそうです💦
けっこうな大仕事です。
手術して最初のごはん
さて、今朝はいよいよ、入院して初めての・・・ごはんです!
夫曰く、
(点滴を入れているから?)食欲はないけど、食べたい気もする、と。
身体は満身創痍だけど、「食べたい」と思えることはいいことです。
手術前も絶食で、長いこと食事をしていなかったので、
胃がビックリしないようにチビチビゆっくり食べるようにと促します。
朝食
朝食の献立は、
- 重湯(お粥のお米を取り除いたみたいなもの)
- 具無しのお味噌汁
- パックの牛乳
- ゼリー(給食みたいなやつ)
見事に固形物は入っていませんね☺
重湯は味が付いていないので、薬みたいな紙の小袋の塩が付いてきて、自分で味付けします。
「味噌汁がおいしい~~~~」
「塩分がたまらん」
と夫は言っていました。
丸3日ぶりの食事(塩分)ですから、そりゃ染みますよね~
腹腔鏡で大腸を15センチくらい切り取って、
そこからまだ1日半しか経っていません。
本当に食べていいのか?
腸の切れ目からはみ出ちゃったりしないのか・・・?
とドキドキしながらの食事でしたが、結論から言うと大丈夫でした(笑)
(そりゃ病院で管理されてるんだから当然なんですけどね)
パックの牛乳は、
もともとお腹壊しやすいというのも気になって、半分くらい残したそう。
昼食
昼食は、
- 重湯
- 具無しのお味噌汁
- 飲むヨーグルト
- 黒ごまプリン
朝も思いましたが、
牛乳とか飲むヨーグルトとか乳製品さっそく取っていいんだ👀と、ちょっとびっくり。
いかにも「お腹壊しそう」な食べものなので・・・
また、黒ごまプリンも、ごまって殻が消化されにくいという印象なので、
大丈夫なのか?と思いました。(病院食で出てるんだから大丈夫なんですけどね!)
夕食
夕食は、
- 重湯
- 中華スープ
- ジョア
- ヨーグルト
今日はずっと流動食のみですね。
それでもバリエーションを付けてくれているのでありがたいです。
ジョアとヨーグルトのコンビネーションにはびっくりしたけど(笑)
血便が出た!
朝食のあと2時間くらいで、手術後初めてのうんち(!)が出たのですが、
血便でした😨
一瞬ドキッとしたのですが、
手術前にどこかで
「手術でメスを入れて出血しているから、しばらくは腸内に残った血が便と一緒に出るかも」
という話を聞いていた記憶があったので、それを夫に伝えて安心させます。
改めてネットで調べてみたところ、
やはり珍しいことではないみたいですが、「必ずそうなる」ってわけでもなさそうだったので、
一応看護師さんに報告するように言いました。
気になったことはなんでもかんでも看護師さんに報告するのがベストです。
ちなみに、
トイレに行くだけでもう大仕事だそう。
手足も思うように動かないし、身体にまだいろんな管が付いているし、ちょっとの移動が大変です。
癒着を防ぐための歩行運動
何度も書いたとおり、傷口の癒着を防ぐために、こまめに歩かされます。
この日は朝の体重測定、昼食後、夕食前に歩きに行ったみたいでした。
てっきり看護師さんがそばについて介助してくれているのかと思ったら、
まったく一人で歩いているとのことでびっくり👀
牛歩でめちゃくちゃゆっくり、そろりそろり、廊下の手すりのそばを歩いているそう。
私のイメージでは、
ごはんも十分に食べてなくてヘロヘロだし、手術のダメージでボロボロだし、
足元もフラフラおぼつかない感じなのでは?と思っていたのですが、
夫曰く、意外と足元はしっかりしているらしいです。
コケたりするほどは弱ってないと。
それを聞いてちょっと安心しました🌷
退院後の生活が不安
意外と、私の想像よりはしっかり歩けている様子。
かと思ったら、
夫的には、今あまりにも身体が動かせなさ過ぎて、
退院したあとの生活がものすごく不安だと言い出しました。
特に、ベッドでの寝起き。
いまは病院のベッドにリクライニングがついているので、
なんとか時間をかけながら一人で寝起きしているけど、家のベッドは当然リクライニングなどありません。
全ての動作が思っているよりかなり大変で、時間がかかって苦労しているので、
これが本当に自宅で生活できるほど回復するのか・・・?
と不安になって気が落ち込んでいたんだと思います。
「家のベッドにも手すりが必要かも・・・」などと気弱な様子だったので、
「退院するころには絶対もっと元気になってるから大丈夫だよ!」と、励まします。
じゃないとそもそも退院させてもらえないと思うよ。
もちろん私が介護するし!
でも、動けなさすぎて不安になっちゃうよね~、と。
歩行運動のモチベーションを上げるためにも、
「たくさん歩いて運動して、お腹がすくようになって、たくさんごはん食べられるようになったら、すぐ元気になるよ!😊」と元気づけます。
実際のところ、
このあと数日でみるみる元気になって、こんな心配していたことなどすっかり忘れてしまうほど回復したので、全くの杞憂でした☺
自分の動けなさと辛さに、不安になるのも当然のことです。
その元気になっていく様子も、これから書いていきますね。
その他の話
ここからは夫とLINEでやりとりした、細々とした話を。
手術直後の記憶
LINEで、手術が終わった直後の話をしました。
夫が手術室からHCUに運ばれるときに私が声をかけたことは、
「声を聴いた記憶はあるけど、めちゃくちゃうろ覚え」とのこと。
とにかくもう痛すぎて痛すぎて、痛いってことを伝えなきゃ・・・って思っていたらしいです。
ただただ朦朧としていて、何時間経ったのかとかもわからなかったのだそう。
おしっこの管
ちなみに、トイレはどうしているのかと言うと、
おしっこを外に出すためにチューブを尿道に直接挿入して、常に排出されるようになっています。
(それってどんな感じなの・・・?と聞くと、ちょっとだけ痛いそう😅)
この管は、この日(術後2日目)のうちに取ってOKになったそうなのですが、
常におしっこが出る状態だったためか、すぐにトイレに行きたくなるらしいです。
お風呂にはまだ入れない
点滴と、背中に痛み止めを入れるための管がまだ入っているので、
お風呂にはまだ入れないそうです。
前日(手術の翌日)に看護師さんに身体をふいてもらって、着替えたらしいです。
今日は、顔だけ洗顔シートで拭いて、着替えるのはしんどいから無理だったそう。
(洗顔シート用意して行ってよかったです)
(入院準備についてはこちらの記事へ)
なんでも看護師さんに伝える
上述の血便の件もそうですが、
夫には、「どんなちっちゃなことでも看護師さんに報告するように」と何度も念押ししました。
夫の性格上(というか男性がその傾向なのかもですが)、
なんでも人に聞いたり頼ったりするのを敬遠しがち。
道を聞いたり、店員さんに〇〇ありますか?など声をかけるのも避けがちで、
ほっといたら看護師さんへの報告も怠りそうなので。
(私には些細なことでもすぐ大袈裟に言ってくるくせに(笑))
動くたびにおなかがゴロゴロいう、
とかも、念のため看護師さんに伝えるように言います。
内臓を切り取るなんていう手術をして、今は体がすごくイレギュラーな状態です。
ほんのちょっとの異変が、報告が遅れただけで大問題になったら・・・
手術の後遺症などについていろいろ情報を見てきたのもあって、怖いです。
特に、そのころコロナ禍で私が病室に入れなかったこともあり、
「そばにいられなくて不安だから、
些細なことでも逐一看護師さんに言ってくれた方が、私も助かるよ。」
と伝えました。
スマホをサイレントモードに
寝る前に念のため、
夫にスマホをサイレントモード(バイブも鳴らない)にしているか確認しておきます。
病院は夜が早いので、
万が一消灯後にこっちからLINEしたときに、通知音などで起こしてしまわないように。
4人部屋で他の患者さんもいるので、バイブでも迷惑をかけないようにします。
・ ・ ・
夫は元々こまめにLINEをくれる派ですが、
病院では他にやることもないためか、起きてから寝るまで常にLINEで会話している状態でした(笑)
その方が、夫の様子がよくわかってとても助かりました。
ここからも、
どんどん元気になっていく夫の様子と、入院中のあれこれを、日付順に書いていきます。