大腸がんを切り取る手術の術後4日目。
病院は9時消灯の6時起床なのですが、
なぜか夫、起床と同時に私にLINEを送ってくるので、早起きしなくていい私まで6時に起こされる毎日でした😅
でも、さみしいのかな~と思って付き合ってあげます(笑)
夜中は、同室のひとの点滴がずれてエラーの音がずっと鳴ったり、
終始まわりがバタバタしていて全然眠れないそうです。
やはり、その点が無料の4人部屋の難点ですね・・・
外の空気を吸いたい!
「今日は、調子のいい時に外の空気を吸いに行きたい」
という夫。
ずっと室内にいるのと、暖房がついているということもあり、
空気がよどんでいる気がしてなんだか息苦しいらしいです。
病室の窓ってなんとなく、
落ちたり逃げ出したりできないように全開にはならないけど、数センチだったら開けられる~みたいなイメージだったのですが、
そこの病室の窓は開けられないようになっていたみたいです。
もしかしたら、部屋によっては開けられるのでは?
どこか外の空気が吸えるところを教えてもらえるのでは?
ということで、看護師さんに聞いてみることにしたのですが・・・
結論、
「外の空気を吸えるところはありません」「窓も開けられません」!
ということでした💀(病院によります)
そんなことある?😨という感じですけど・・・
コロナ禍だったので、換気もしてほしいですし・・・
そこで、「病室よりは1階の方が、エントランスがあるから空気が良いのでは?」
「ひょっとしたらエントランスから顔出すくらいならOKなのでは?」
ということで、1階へも行ってみたのですが、
正面玄関を突破しようとしたところで守衛さんに止められたそう(笑)
やむなく、
その入り口に一番近い待合のイスで、外から入ってくる(であろう)空気をしばらく吸ったそうです。
あんまり効果はなかったみたいですが😅
以前病院に来た時、看護師さんに付き添われて病院の外を歩いている人を見たので、
お願いしたら行けるんじゃないかと思うんですけどね・・・
術後4日目の食事
前日に点滴を外しましたが、
点滴を取るとやっぱりお腹がすくようになったらしいです☀
そして、今日から全粥(お米がちのお粥)に!
量も、最初200gだったのが次300gになり、今日は350gです。
ただ350gってけっこうな量なので、
朝からおかゆだけでお腹いっぱいになるそうです(^^;)
4日目の献立は、
朝:全粥、白菜のお味噌汁、高野豆腐と人参、ゆで野菜のサラダ、牛乳
昼:全粥、お麩のお味噌汁、鶏のパプリカのソテー、白菜とオクラの和え物
夜:全粥、豆腐のおすまし、鶏じゃが、鮭の蒸し焼き、野菜のソテー、ゼリー
病院食は、
オクラも高野豆腐もいいんだな~とか、けっこう退院後の食事の参考になります。
昼にはついにお肉(鶏むね肉?)が出たので、私も夫もビックリ。
ごはんはお粥なのにお肉って、ちょっと違和感がありますが・・・(笑)
夜にも魚(鮭)が出てきて、バリエーションが増えていってます。
順調に回復していっている感じがして、うれしくなりますね。
調べてみたところ、
牛肉→豚肉→鶏肉 の順で脂肪分が少ないので、皮なしの鶏肉が多く出てくるみたいです。
やはり油や脂肪分が大敵のようなので、家でも気をつけるポイントですね。
着替えの交換に行く
この日は、着替えの交換に行く約束をしていて、
事前に夫に、「できるだけ看護師さんや病室のまわりが混雑していない、迷惑にならない時間帯」を教えてもらいました。
何度も書いていますがコロナ禍だったので、
病室に近づいたり夫に会うことはできず、ナースステーションで荷物の受け渡しをします。
私の方から夫には、
着替えやタオルがどれくらいいるか、飲みものの残量や、本など他にいるものがないか、念入りに確認します。
また、
- 洗濯するものは大きなビニール袋に
- 使っていないもの・いらないものは大きなエコバッグに
など仕分けをするように指示します。
(あらかじめ、大きめのビニール袋とエコバッグや薄手のトートバッグを数枚持たせてあります)
私は、
追加の下着やタオルと、ほしいと言われたもの、本や飲みものなどを、
次回使うであろう大き目のビニールのバッグに入れて持って行きました。
ちなみにこの日は休日で、診療はやっていないので、
病院は人がほとんどいなくて閑散としていました。
いつもの騒がしい雰囲気と大違いだな~なんて思っていたら、
病棟の方は、看護師さんの人数も少ないらしくてバタバタ忙しそうでした。
看護師さんの温度差
そんな忙しい中でも、そのとき荷物の受け渡しを対応してくれた看護師さんは、
(こんなこと言っちゃなんですが・・・)
若くてすごく可愛らしくて、愛想がよくてとても感じのいい方でした。
それを夫に話したら、
その人は今日初めて見たらしく、通常夫が関わる看護師さんは非常に事務的な人が多くて、
優しい人はほんの一握り・・・らしいです(笑)
まあ、単純に普通に考えると、
歴が浅いひとは愛想がよくて優しくて、ベテランになるにつれて淡々と業務をこなすようになるんだろうなぁ・・・と思いました。
別に極度に愛想をふりまく必要がある場所ではないし、ひどい扱いがあったとかではないので文句があるわけじゃないんですけど、
ただ「看護師さんって大変だよなぁ・・・(特にコロナ禍だったのでいらぬ仕事も増えてるだろうし)」
「そりゃ淡々としなきゃやってられないよなぁ・・・」なんてつくづく思いました。
しかも病棟も診察棟もご老人がかなり多そうだったので、
それもいろんな意味で大変だろうなぁ・・・と。
余計な話かもしれませんが、
看護師さんが余裕ありそうだったら、「夫はどんな様子ですか?」と聞いてみるといいかもしれません。
老人ホームなどでよく言われているのが、
「家族が見ている・気にしている」という意識を看護師さんに持ってもらうことで、扱いがひどくなりにくい(?)という話。
(老人ホームなどでは、家族がだれも面会に来ないから、だれも気づかないから、といって入所者の扱いが悪くなったり意地悪されたりということがあるらしいです。)
まぁ、入院でそんなことにはならないと思いますが(笑)
電話の声もすこし回復
ナースステーションで看護師さんに荷物を預けていると、
廊下のかなり遠くの方で、ヨボヨボと病室から出てくる人影が・・・
と思ったら、夫でした(笑)
コロナ禍だったので会えないのですが、顔を見せようとしてくれたみたいです。
(逆光+私の目が悪いせいで全然見えなかったけど)
手を振ったりして、ちょっと癒されました☺
・ ・ ・
家に帰って夜になり、夫はまた運動のためにデイルームまで歩きます。
デイルームまでたどりつく時間は、なんと3分の1くらいにまで短縮しました!🎉
術後すぐはこの先不安になるくらいノロノロだったのに、術後4日目にして3倍の速さで歩けるようになるとは・・・
そしてまた電話をかけてくれたのですが、
か細くて吐息みたいだった声も、前日よりずいぶん出るようになりました!
すごい回復速度です。
人体ってすごいな・・・としみじみ。
夜のデイルームは、
意外と入院している人が何人も来ていて、みんな電話で話したりしているそうです。
みんなそれぞれ、家族とか恋人とか友人とか、
夜な夜な病院から思い思いのところへ連絡しているんだと思ったら、
なんかわからないけどホッコリしました☺