夫(30代)が大腸がん?!

家族が突然がんになったら

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(8)がんと言われた直後にやるべきこと

さて、平穏な生活にとつぜん「がん」の二文字が飛び込んできて、
ショックを受けて落ち込みますが、あんまりボーっとしている暇はありません。

今日は、「がん」とわかった時点でやることについて書いていきます。

どれも大事なことだと思うので、参考にしていただけたらうれしいです!

がんと言われた直後にやるべきこと

1.各方面への連絡

まずは、クリニックで聞いた話をもとに、
検査・手術・入院について知らせておく必要がある方面へ、暫定連絡をします。

主には職場、家族、知人への連絡。

最優先で真っ先に伝えたのは、夫の直属の上司です。
この先長いお休みをもらうことになるかもしれないので、融通をきかせてもらうためにも、
早いに越したことはないです。

また、私(妻)の上司にもすぐに状況を知らせました。
こちらもできるだけ早い段階で状況を伝えておく方が、入院・手術・退院後にお休みをもらう際にスムーズだと思います。

家族への連絡は、私たちの場合は後回しにしました。
両親をかなり心配させるのは目に見えていたので、自分たちの気持ちが落ち着いてから伝えたかったのが主な理由です。

職場・家族への連絡については、次の記事でくわしくまとめます。

2.がんについて調べる

がんがわかった直後はショックと不安でポカーンとしている人も多いと思います。
なので、その気持ちが落ち着いたらまず上司(と場合によっては周囲の人)に連絡し、
そのあとは情報収集に明け暮れましょう。

正直、「がん」なんてものは、私たちにとっては遠い世界の存在でした。
身近でがんになった人はいないし、有名人の訃報やがん保険のCMでしか聞かない、まだまだ縁のないものだと思っていたので、

「がん」についての知識が本当に乏しく、ほぼ0に近かったです。

そこで、ネットの力を借りて、大腸がんについて調べに調べつくしました。

「大腸がん」というキーワードでネット検索をかけるだけで、ものすごい量の情報を得られます。

いろんな大腸がんの解説ページが出てくるので読み漁って、
個人のブログでも経験談を読みつくして、可能な限りの情報を頭に入れるのが良いと思います。

もちろん、調べていく中で、
余計に不安が増すような、辛い内容もあると思います。

悪い方へ考えたくないのに、手術がうまくいかなかった・治療がうまくいかなかったという、悲しい情報も目に入ってくると思います。

でも、知ったことによる不安より、知らないことによる不安の方が大きいから、
どんなことでも知っておいた方がいいです。

良い情報も、悪い情報も、とにかく全て調べた方がいいです。
そうすることで、混乱していた頭や気持ちも冷静になります。

この状態だと、こんなパターンとこんなパターンがあるんだな、
こういう場合は、こういう選択肢があるんだな、
と知っておくことは、

「この先どうなるんだろう」「何が起きるんだろう」「どれくらい辛いんだろう」
という、先が見えない不安=知らないことによる不安を解消してくれます。
これは本当に大事なことです。

「知る」ことによって心が落ち着いて、冷静な目で状況を見ることができるようになります。

★大腸がんの勉強に役立つWebサイトを集めてみました↓

3.がんになった人の話を聞く

これは2とも重なる内容ですが、
がんを体験した人の話を聞くことで、状況やその先のことが鮮明になり、不安が軽減します。

もちろん聞くのが辛い話や、辛い思いをさせるので聞きづらい、といったこともあると思いますが・・・

周囲の人に「がんになった人はいますか?」と聞くわけにはいきませんが、
もしまわりにがんになった本人や家族がいるという親しい人がいれば、「失礼でなければ話を聞かせてもらえないか」と聞いてみましょう。

手術や入院、退院後の様子はどうだったか、今はどうしているか、など、
リアルな話を聞くことで自分たちの将来も具体的に想像できるので、とても参考になりますし、
「いざというときまた相談できる人がいる」ということはとても心強いことです。

もちろん周囲の人でなくとも、
インターネット上には「がんになった人のブログ」が溢れかえっています。
このブログも然り。

「大腸がん」になってその経過や経験を公開している人は、想像以上にたくさんいますし、
自分と同じまたはかなり近い症状・環境の人のブログも、必ず見つかると思います。

また、思いがけないところで思わぬ話を聞けることもあります。

私の場合、がんとわかって絶望していた気持ちを救ってくれたのは、
職場の、ほとんどよく知らない、あんまり絡んだことのない、全然親しくなかった方でした。

その全く接点のなかった人のおかげで、私は一気に気持ちを持ち直し、希望を持って夫を励ますことができたので、その方には本当に感謝しています。
(その話はこちらの記事にまとめます)

4.(余裕があれば)お金について調べる

これはすぐに調べなきゃいけないってことでもないんですが、
時間的体力的余裕があれば、入院・手術にかかる費用についても調べておくといいと思います。

いったい全部でいくらかかるんだろ・・・?というのは、
どうしても心配になりますよね。

とは言っても、
健康保険料を納めている人であれば、そもそも全体の医療費のうち3割負担。
さらに、「高額療養費制度」という公的な制度があるので、

結論から言うと、
大腸がんの入院手術で50万円!!とか100万円!!!みたいな大金を払わなきゃいけないってことにはそうそうならないので、大丈夫です。

実際私たちも、退院の日のお会計で、
「あれ?これだけ?」とポカーンとしたのを覚えています(笑)
(※あくまでケースバイケースです)

★お金のことについて記事にまとめました↓

本人の代わりに詳しくなろう

家族や大切な人ががんになった場合、
特に2~4の話ですが、本人に代わり、率先して情報収集や体験談収集をしてあげましょう。

本人は、そんな意欲がなかなか湧きづらいこともあると思いますし、
良い話だけならまだしも、悪い話は目にしたくないという気持ちや、
逆に悪い方の情報だけを見てしまっていることもあるでしょう。

そんな本人の代わりに、私は一生懸命ありとあらゆる情報を集めて、良いことも悪いことも、本人より詳しくなろうと努めました。

夫は夫で、自分でいろいろ調べているでしょうが、
「〇〇ってどうなるんだろ」とか気になることを口にしたときに、
「あ、それこないだ調べたんだけどさ~」と、Webサイトを見せながらすぐに答えて安心させてあげられるようにしました。

そうして一緒に勉強しながら手術・入院に備えれば、何も知らずに未知の世界に飛び込むよりも、ずっと安心できます。