手術の翌朝になっても、もちろんまだ夫はHCUにいるので連絡はありません。
ようやくLINEが届いたのは、午前11時ごろ。
「いま病室に戻ってきた」
という文字を見て、もう一回泣きました(;▽;)
無事に病室に帰ってこれたんだ・・・夜の間に悪いことが起きてなくてよかった・・・
と安心したのもつかの間、二言目には
「痛い・・・」
「昨日の夜ほんとにやばかった・・・」
というLINEが来て、
痛み止めが効かなくて大変だった(前の話参照)という話を聞いて、また不安になり。
でも、スタンプや絵文字が使われていたので、
一応それくらいの最低限の元気はあるのかな?なんてちょっと安心したり。
さらに、
「手術の翌日から運動のためにもう歩いてもらいます!」と手術前から言われていて、
いやお腹に穴開けて大腸切り取ってるのに、翌日に歩けるか??とか半信半疑だったのですが、
病室に戻る時点で、実際にもう歩かされたらしく・・・!😨
すぐに気持ち悪くなって中断したそう。
超スパルタ💀
切った大腸の傷口が、おなかの中で変なところに接触したまま長時間経つと、
傷が治る過程で変なふうにひっついてしまい(癒着)、腸閉塞を引き起こしたり、再手術が必要になり、大変だそうです。
その癒着を防ぐために、傷が治る前からこまめに体を動かす(歩く)=腸を動かすとのこと。
(そう考えると、痛くても辛くても歩かざるをえないですよね・・・)
ともかく昨晩は全く寝られなかったとのことなので、
「実家には連絡しておくから、スマホさわらないでいいから、しばらくベッドで休んで。」と伝えます。
・ ・ ・
しかし1~2時間で、また「痛くて起きた」と連絡が💦
看護師さんに痛いことを伝えて痛み止めを増やしたりしたものの、
前述のとおり一番効き目の弱い痛み止めだからか、あまり効かないそう。
眠いのに寝れないわ、痛いわ、相当つらそうで可哀想でした・・・
さらに、
「そういえば、転移はどうだった?」
とメッセージが。
私はてっきり、
本人にも先生から手術後の説明(転移の有無とか)があったのかと思いきや、
「手術は無事に終わった」としか聞いておらず、不安だったそう😅
ずっと気になったまま誰にも聞けなくて不安だったんだと思うと可哀想で、
LINEで先に送っておいてあげればよかったと、ちょっと申し訳ない気持ちになりました。
(病室にもどってきてスマホを開いたときに、長文のLINEが届いてたら読むのに疲れちゃうかな~と思って、あえて送っていませんでした)
(すぐに先生からのお話もあると思っていたので)
私が当日に先生から聞いた話(2つ前の話参照)をLINEでしっかり伝えました。
夫もやはり、
腹膜に転移がなかったことは本当にほっとしたものの、
数週間後、リンパ節転移がある=ステージ3だったら、抗がん剤・・・
と、結局不安な気持ちが大きい様子。
「いまはとりあえず、無事に手術が終わったことを喜ばないとね(;▽;)」
と声をかけて、なんとか慰めます。
「最近の薬は、昔とはぜんぜんちがって、ずっと楽になっている」という話を家族から聞いたので、それもやんわりと伝えましたが、
やはり抗がん剤=副作用=めっちゃ辛い、しんどい、髪が抜ける、嫌すぎる・・・
という印象が強く、まだやると決まってないけどすでに落ち込んでいるようでした。
・ ・ ・
抗がん剤って、
必ず使わなきゃいけないということでもなく、あくまで治療法のひとつですよね。
使うかどうか選ぶのは本人なので、「辛いから抗がん剤は何が何でもやりたくない!」と夫が言うなら、それに従うつもりではいました。
でも実際のところ、
抗がん剤治療が特に有効であるという結果があるからこそ、多くの人が抗がん剤治療を受けているわけで・・・
どれくらい辛いのか、どれくらい負担になるのか、
私には想像することしか・・・というか想像すらできないですが、
もしそれががんを治す一番の方法なのであれば、なんとか受け入れてほしいと心の中で願いました。
・・・でもやっぱりこれ以上考えてしまうとエンドレスで悩んでしまうので、
いったん考えるのをやめました😅
結果、今回は抗がん剤を使わなくていいということになっていますが、
今後いつかまた再発→手術→抗がん剤を使うか使わないか、となる可能性は少なからずあるので、今でもたまにふと考えてしまいます。
・ ・ ・
そのあと夫は、レントゲン検査に行ったそう。
その往復だけでもう大変な大仕事だったようです。
検査室までは車いす移動なのですが、
病室の外に体重計があり、そこまでは徒歩でニジリニジリと歩いていかされて(運動がてら)、
その短い距離さえ信じられないほど時間がかかって、とんでもなく辛いと・・・
そのほか様子を聞いたところによると、
- 微熱があって、暑いやら寒いやら体温調節が難しい。
- お水は飲めた。
- 食事は予定通り明日から出ると言われた。
(いまは点滴で栄養を入れています。) - 病室は、抗がん剤治療のひとで埋まった。
(どうも短期集中で抗がん剤を体内に入れるらしい?)
また私からは、
- 実家に連絡して安心させるように
- いるものが無いか(飲料、着替えなど)
を確認。
洗濯物は、手術の前日にお風呂に入ったときのタオル・下着くらいしかなく、
2日目(手術日)は寝てただけなので、飲みものも減ってないということで、
荷物の入れ替えはまだまだ行かなくて大丈夫そうでした。
・ ・ ・
このほか、夫がこの日の夜から数日間ずーっと訴えていたのが、
「胸部の痛み」。
手術した傷の痛みはもちろんのこと、
胸?みぞおちのあたり?がものすごく痛いと。
なんならそっちの方が痛いとまで言うのです😨
次の記事では、その胸部の痛みについて書いていきます。