夫(30代)が大腸がん?!

家族が突然がんになったら

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(2)大腸がんが見つかった経緯

35歳、まだまだ若くて病気など無縁だと思っていた夫が、とつぜん”がん”に。

まずは、どのようなきっかけで大腸がんが発覚したのか、
振り返っていきたいと思います。

大腸がんが見つかった経緯

会社の健康診断で、人生初の検便

きっかけは、年1回の会社指定の健康診断でした。

若いときの会社の健康診断って、
身長体重、簡単な血液検査、心電図、問診・・・などの、基本的な検査しかないですよね?

それが35歳を節目として、
健診の項目が多くなり、胃カメラや検便も追加されるようになります。

会社によってちがいますが、35歳で1回詳細な健診をやって、40歳以降は毎年、というところが多いみたいです。

うちの夫も、35歳ではじめて詳細な健康診断を受けることになり、
その人生初の検便に引っかかったのでした。

便潜血が見られる」と、健診結果には書いてありました。

便潜血とは?

便に血液が付いていること。
便をけずって採取し提出するのが検便ですが、その便から血液の成分が検出されたということです。

それを聞いて私は一気に不安になり、
すぐにどこか病院で見てもらわなきゃ!となったのですが・・・

夫はあまり真剣に捉えたくなかったのか、
「(私の)生理の血が便器に残ってて~とか、じつは痔で~とか、無いかな?(笑)」
などと、のんきなことを言っていました。(^^;)

産業医と面談、検査へ

その後、会社の産業医の方との面談がありましたが、
”大腸内視鏡検査”ができる大病院を紹介されただけで、特に得たものはありませんでした・・・

しかも、その大病院がすこぶる口コミが悪かった(笑)ので、そこは候補から外し、自分たちで調べて、家から近いクリニックを受診することにしました。

どんな検査?

このとき受けることになったのが、「大腸内視鏡検査」というものです。

聞いたことはあるという方も多いかと思いますが、
「内視鏡」とは、細いチューブの先にカメラやハサミのようなものが内蔵された医療機器。

胃の場合は口から、大腸なら肛門から(!)このチューブを入れて、中の様子を調べる検査です。
聞くだけでゾッとしちゃいますよね・・・

大腸内視鏡検査の流れや様子については、↓こちらで詳しく説明します。

また、検査を受ける病院を探すにあたっての「コツ」も、次の記事で紹介します。

検査の事前説明

病院に電話をして、
「健康診断で便潜血が出たので、大腸内視鏡検査をしたいと思っている」旨を伝え、
数日後に病院へ行って、事前説明を受けることになりました。

ひと通りの説明と診察・血液検査を受け、
本番の内視鏡検査は、そこから3週間後の平日ということに。
(土日は予約がかなり先まで埋まっていたので、やむなく平日にしました)

また、検査前日と当日に飲む下剤もそのときに受け取りました。

内視鏡検査→生検→がん発覚

当日、大腸内視鏡検査を終えて、
目が覚めた夫とふたりで、先生から検査結果の説明を聞きました。

結論としては、
がんが疑われる腫瘍があります」
でした。

内視鏡でその腫瘍の組織を切り取ったので、
それを専門機関にまわして「生検(せいけん)」=顕微鏡などで詳しく調べて病理診断を行う、と言われて、

1週間後、結果を聞きに再度病院へ行き、
生検の結果をもって、正式に「がん」と結論付けられました。

その後、先生から大病院のえらい先生あてに紹介状を書いてもらい、
大病院の方で入院・手術をすることになります。

先延ばしにしないで、すぐ病院へ

じつは、健康診断結果で検便に引っかかってから、
病院で大腸内視鏡検査を受けるまで、4か月以上かかっています。

便潜血と聞いたときはすごく焦っていたはずなのに、
「でもまさか、だってなんの兆候もないし、何もないよねぇ?」
という”信じたくない気持ち”が強すぎたのと、

夫の仕事が忙しすぎて時間が取れなかったこと、
口コミの良い病院探しに時間がかかったこと、
検査が混みあっていて予約が取れなかったこともあって、結局ずいぶん時間がかかってしまいました。

健診結果を受けてからすぐに検査していたとしても、たぶん、
がんの進行度はあまり変わっていなかったんじゃないかな~とも思います。

でも、ひょっとしたら・・・
あの時すぐ検査していたら、もう少しマシだったかも・・・

と、当時は思わずにはいられなかったです。
なんか、なんでもいいから縋りたい気持ちでいっぱいですからね。

なので、
もし検便で結果が良くなかったというひとがいたら、
後悔しないためにも即刻病院を受診してくださいね!

後ろ倒しにして良いことは1ミリもないですよ。
(っていうのはわかってても、なかなか実行できないんですけどね。)