何を作ればいいかわからなくなってきた、レパートリーが少なくて飽きてきた・・・
というときに参考にしていただけそうなリストを作りました。
退院後しばらくや、体調が悪いとき、お腹の調子がよくないときにおすすめです。
大腸にやさしそうな食事リスト
スープ系
栄養がとれて、かつ消化にもよくて、これ食べとけば安心!というのが、野菜入りのスープ・汁もの類。
大腸の手術後はもちろん、
ふつうに体調が悪いとき、風邪のとき、お腹を壊したときのごはん作りにも重宝します!
お鍋に大量に作っておけば、後の食事の準備がラクです✨
私がよく作っているのは2種類。
- 角切り野菜のスープ
いろんな野菜を一度にたくさん摂れて、体調が悪くてもスプーンで食べやすくて、
お腹があたたまるので消化にもよいです🥬🍅
にんじん・玉ねぎ・キャベツ・大根・じゃがいも・かぼちゃなどを中心に、
全て1センチ角に切ってくたくたに煮ます。
コンソメスープ、お味噌汁、中華スープ、トマトスープ(豆なしミネストローネ)など、飽きないように味を変えながら。
※ごぼう・きのこ、豆・コーンなど食物繊維が多いと言われるものは、退院後すぐや腹痛のときは避けてます。
- ポタージュ
角切り野菜スープより、さらに消化に良いであろう、ポタージュ。
ミキサーやブレンダーがある方はぜひ作ってみてください!
くれぐれも固い皮とか繊維が残らないようにして、なめらかになるまでよ~く攪拌します。
使う野菜は、さつまいも、じゃがいも、かぼちゃ、人参など。
ミックスしても栄養満点でいいですね。
スープやお味噌汁に飽きたときにもいいし、パンのお供にもいいし、
なにより暑い時期に冷たく冷やしたポタージュ(ちょっとゆるめに作る)は最高!
甘いさつまいもやかぼちゃのポタージュは、おやつにもGoodです👍
・ ・ ・
さらに、元気になってきたらこんなのもおすすめです。
- 野菜スープに鶏肉だんごを入れる
鶏肉が一番消化によいそうなので、鶏ひき肉でだんごを作って入れれば、
たんぱく質も野菜の栄養も一気に取れるメインのおかずになります。
うどんを入れればさらにボリュームも出るし、ごはんを卵を入れて雑炊にしてもいいです。
- 野菜たっぷり豚汁
あんまり脂質を摂るとお腹を壊しやすいので、豚肉の量は少な目から調整します。
豚肉が入ることで、かなり味にコクが出て、ガッツリ感が増すんですよね。
まだ塊のお肉を食べるのはちょっと怖い・・・というときにもおすすめ。
※ただしゴボウやこんにゃくなどはすっかり元気になってからにしましょう。
うどん、雑炊
うどんは消化にもいいですし、
あまりもののスープなどに入れればボリュームも出るし、主食になるし、便利でおすすめです。
レパートリーとしては、
温:ほうとう、味噌煮込み、ごま豆乳(すりごまで)、かきたま、小松菜クリーム、薄めのカレーうどん、すき焼き風(お肉少なめ)
冷:温玉ぶっかけ、ツナおろしポン酢、大根おろし梅めんつゆ など。
↑生卵は消化に良くないので注意
また、あまったスープ類は、雑炊にアレンジするのもまたよしです。
雑炊も間違いなく消化にいいですからね。
卵入り、鶏団子入り、蒸し鶏入りなどにすればたんぱく質も取れます。
ちょっと消化に悪いもの食べ過ぎたかも・・・というときは、
うどんや雑炊でお腹(消化器官)を休ませてリセットするといいです👆
お魚系
お肉よりお魚の方が消化にいいと言われているので、ふだん作らない魚料理も少し取り入れるようにしました。
(レパートリーがなさすぎてほんとに少しですが・・・)
- タラ鍋
- カレイの煮つけ
- 鮭クリーム煮
- ぶりの照り焼き
ただし、生魚は消化にあまり良くないみたいなので注意です。
お肉系
- 蒸し鶏orチャーシュー
お肉の中では鶏肉、鶏肉の中では胸肉が消化的にはいいらしいのですが、
食感が苦手な人もいるかもしれません。
おすすめなのは、蒸し鶏とチャーシュー!
上手に作ればぷるぷるジューシーにできますし、汎用性が高い✨
そのままでも、サラダやスープや雑炊やうどんに入れても使える。
スライスするかほぐしてサンドイッチにも使えます。
- 豆腐ハンバーグ(豚or鶏)
これは、夫が喜んでくれたNo.1メニューでした。
ハンバーグは思いっきりお肉だし油っぽいしまだまだ無理だろうと思っていたところにハンバーグが出てきて、うれしかったんだそう😊
豆腐と、合いびき肉ではなく豚ひき肉の方が消化によさそうだったので、豚で。
ほんとのハンバーグには及びませんが、見た目「焼いた肉料理」っぽいものが出てくるだけで、病院食に飽きた人間には刺さります✨(笑)
照り焼きにしてもいいですし、トマトソースでも、おろしポン酢でも。
お腹の調子が良ければ、ちょっとチーズを乗せてみたりしても、ジャンキーさが出て余計に刺さるかもですね。
もちろん、やわらかくて栄養もあって消化もいいので、非常に優秀なおかずです!
たくさん作って冷凍しておけば便利ですよ。
その他のレパートリーはこちら↓
- シューマイ(キャベツを敷いてフライパンで蒸し焼き)
- すき焼き、白菜、豆腐、おふ(牛肉は少な目で)
- 肉じゃが(とりにく、豚ひき肉、豚)
- 白菜と豚ひき肉の重ね鍋(トマトスープでも◎)
- 豆腐入りロールキャベツorロール白菜
- 豆腐とミートソースのグラタン
- マカロニグラタン(鶏肉)
- トマトソース(鶏or豚ひき肉)+ペンネ
- 鶏肉と野菜のトマトチーズ煮
ひき肉と豆腐をまぜたものを活用すると、
柔らかいので消化も良く、栄養もあり、ボリュームも出て、汎用性もあるのでかなりおすすめ!✨
お肉なしのおかず
お肉系のおかずが多いと消化に良くないので
お肉なしのおかずと組み合わせて帳尻を合わせます(?)
- 高野豆腐
- 茶碗蒸し
- 大根にんじんカボチャなど野菜のやわらかい煮物
- キャベツ焼き
- 豆腐グラタン
- かぼちゃorじゃがいもグラタン
- 湯豆腐
- 白菜中華煮
- いももち
- トマトとチーズオムレツ
- 肉なしオムライス
おやつ
「食べ過ぎ」が一番よくないと何度も書いてきましたが、
満腹になれないとなんか物足りない、すぐお腹がすく・・・
そういう時のために、おやつ(間食)を積極的に摂ります!
消化にいいものを中心に用意しました。
- パン、そうめん、おにぎり
手っ取り早くお腹を満たすなら、炭水化物ですね(笑)
そうめんは茹でて冷凍→さっと茹でる、おにぎりも握って冷凍→レンジで解凍すれば、食べたいときにすぐ食べられます。
※おにぎりの海苔は消化によくないので、海苔なしで!
- カステラ
- おしるこ
- ココア
- アイス
- 缶詰のくだもの(もも、みかん)
- おもち(消化にはあんまり良くないらしいので少量)
このあたりも、買いだめしてストックしておけばいつでも食べられて便利です。
また、市販のお菓子も手軽でいいのですが、
余裕がある時は、おやつでも少し栄養を補給できるように、手作りしてちょっと手間をかけたりしました。
●ホットケーキ、蒸しパン
すりつぶした野菜を入れる、野菜ジュースを入れるなどすると栄養的にGood
●フレンチトースト
卵と牛乳(or豆乳)で意外と栄養あり。
たくさん作って冷凍しておくといいです。
●サンドイッチ
卵・ツナ・レタス、ジャムと水切りヨーグルトなど。
●ゼリー・プリン
ゼラチンを常備しておくと、いつでも好きなだけゼリーを作れるので便利です!
缶詰みかんと牛乳で作ったり、好きなくだものジュースで作っても◎
※ゼラチンと似ていますが寒天は消化によくないらしいので注意
●白玉団子、みたらし団子
白玉粉、だんご粉と豆腐でやらわかめのおだんごを作れます。
みたらしのタレもすぐ手作りできるし、こしあんがあればあんころ餅にも!
●バナナジュース、バナナシェイク
バナナと牛乳で栄養補給。暑い時期はシェイクでもいいですが、お腹の冷えすぎ注意です。
●飲むヨーグルト
牛乳とヨーグルトとレモン汁と砂糖・水でいつでも手作りできます!
いちごジャムやブルーベリージャム、バナナ、缶詰みかんでバリエーションも豊富。
●レモネード
レモン汁、砂糖、塩、水ですぐ作れます。
かなり味薄目に作ると経口補水液にもなるので、下痢や風邪のときに重宝!
・ ・ ・
フレンチトーストとゼリーはかなりよく作りました!
フレンチトーストは一度にたくさん作って冷凍できるし、ゼリーも大きなタッパーにたくさん作っておくとラクですし、かなり経済的♪
また、牛乳とお湯があればすぐ作れるプリンの素もおすすめです。
1箱で4食分作れるのでこちらも経済的・・・!
夫はこのプリンが一番好きだそうです(笑)
※プリンミクスとプリンエルの違いは、作るのに牛乳がいるかいらないかです。
すべて栄養考えて手作りに・・・なんてする必要はないですが、
市販のお菓子とうまく組み合わせていきましょう。
ジャンキーな食事やがっつりした食事ができない分、
おやつで夫のテンションを上げられるようにがんばりました(笑)
:::まとめ:::
繰り返しになりますが、一番大切なのは、満腹にならないこと。
また、前の記事でも書いた通り、
私はやわらかいものを追い求めすぎて「腸を甘やかしすぎないように」と言われたので(笑)、正直毎日毎食ここまで徹底する必要はないと思います。
元気になってきたら、食べたいものを少しずつ盛り込んで、チャレンジしてみると良いと思います。
ただ、大腸の手術をした人に毎日なにを作ってあげればいいかわからない・・・という人のお役に立てれば幸いです♪